依存症治療プログラム

アルコール依存症とは

アルコールを一定量以上、長期的に飲み続けているうちに、様々な問題(身体的、社会的、人間関係)が起こってきます。にもかかわらず、飲酒をやめることができない状態です。

  • 少しでもアルコールを口にすると、ほど良い量で切り上げることができなくなります。
  • アルコールが切れてくると、寝汗、微熱、不眠、不安、イライラ、震えなどが出現します。

プログラムではどんなことをするの?

AA・NA(自助グループ中濃)

アルコール依存症(AA・自助グループ中濃メンバー)・薬物依存症(NAメンバー)の回復者が来院し、ミーティングを行う活動です。
ミーティングでは、今日一日酒を飲まない(薬物を使用しない)生き方を実践している人達に出会い、さまざまな思いを分かち合うことができます。自分が「過去いつもどんなふうだったか、そして何が起こり、いまどうなっているのか」について話をします。それに対してコメントされることはなく、話の内容が外部に漏れることがないよう配慮されています。安心して回復者との交流が持てる場です。

院内断酒会

飲酒、薬物の体験を集団の中で発表することにより、人前で話すことの訓練を行います。さらに体験を共有することで、病的飲酒(酒害)や薬物使用が何たるかを認識し、行動修正することが目的です。

ステップミーティング

過去の自分を振り返り、断酒の意識を理論的に動機付け、学習することが目的です(認知行動療法)。

野外活動

院外への散歩や、野外学習など内容は様々です。主に気分転換・体力増進を目的とします。

DVD

アルコール依存症に関するDVD・資料に沿って、学習・意見交換・自己洞察などを行います。自分の気持ちを見つめ直し、行動修正を図ることを目的とします。

作業療法

作業療法士(OTR)指導のもと、作品作りを中心とした活動です。
酒に捕らわれない趣味を見つける場であり、参加メンバーと一緒に活動することで、対人交流技能や生活技能の再学習を目的とします。また活動を介して入院生活によるストレスの軽減をはかり、充実・安定した院内生活が送れることを目的としています。 

 

プログラムに参加するには?

参加希望される方は、まず主治医にご相談下さい。入院中の方、外来通院中の方が対象です。プログラム詳細については、アルコールプログラム担当スタッフが直接ご説明いたします。

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慈恵中央病院(医療福祉課) 0575-79-2030
(担当 熊谷・小林)

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